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ステルス・マーケティングの罠■慣れてる人ほど危ない? パソコンに少しずつ慣れてきた方には、様々なジャンルの情報を収集する為に活用しているサイトが大抵いくつかあるものです。その中でも、グルメ情報の検索サイトである「食べログ」や電化製品の値段・販売品やお店の評価を比べ安い「価格.com」などは幅広い支持を集めている事でも有名です。そんな情報サイトを各企業が重要視しているのを逆手にとり、近年ステルス・マーケティングという手法が幅を利かせ問題となっております。パソコン熟練者でも時には引っ掛かってしまう事もあるという、この手法について今回は取り上げてみたいと思います。
そもそも、ステルス・マーケティング(通称:ステマ)とはどういった物なのでしょうか?これを簡単に説明させていただきますと「やらせ」の一言につきます。具体的な例をあげますと、第三者的立場を装って特定の企業や製品に対する高い評価をブログや情報サイトのクチコミとして記載し、報酬を受け取るという手法と言えば分かりやすいでしょうか。その他にも「サクラ」を動員して芸能人などの周辺で人気があるよう装う・新規開店やセールの行列の「サクラ」などに関しても、このステルス・マーケティングに当たるようです。
これらの手法が問題となる最大の理由は、その誇張された内容にあります。ステルス・マーケティングで記載されている商品の多くは、消費者が食いつくような内容が記載されております。しかし、実際手元に届いてみると内容とは程遠かったという事件が後を絶ちません。これは、ある意味での詐欺と言っても良いかもしれません。さらに言及すれば、ステルス・マーケティングが儲かるという事で目を付けた業者が増えてきているのも問題に拍車をかけております。実際、昨年の年明け早々に起こった「グルーポン」でのおせち問題もそうですし、最近では先にあげた「食べログ」「価格.com」などでもステルス・マーケティング問題が発生し悪質な業者に対しては法的措置も検討するといった対策に追われているようです。
こういった「やらせ業者」の記事などに惑わされない為に、消費者側でも対応策が必要です。最善策としては、1つのサイトからの偏った情報収集ではなく、いくつかの情報サイトや個人ブログなどからといった幅広い調査をした上で商品を購入するといった慎重さが大切かと思われます。また、こういった事は「サクラ」などに関しても同様で、1つの情報を鵜呑みにせず複数のニュースや情報サイトなどを見比べ正しい情報を自分なりに取捨選択する事が求められてるかと思います。普段の生活から世間の動向に目を向け、判断力を養う事が今の時代には求められてるのかもしれませんね。 投稿者 企画屋BLOG担当: 2012年01月10日 12:57 トラックバック
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