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Googleの利用規約統一問題■インターネット上でのプライバシー侵害問題 今年1月下旬ごろ「Google のプライバシー ポリシーと利用規約の統一について」というメールが来た人は日本でも多いように思えますが、皆さまは如何でしょうか?そして、そのメール内容に驚愕した方が、どれ位いらっしゃるのか気になるところであります。実はこの問題、「プライバシー侵害」として欧米では懸念する声が後を絶ちません。日本でも、これらの事実を踏まえて総務相が「各国と連携し情報収集に当たりたい」とコメントをするなど大きな波紋を広げております。そのような中で今月1日から適応されたGoogleの新しいプライバシー統一ルールとは、どういったものなのかを今回は記事としてまとめてみたいと思います。
Googleの言い分としては、「シンプルで分かりやすくする為、今回新しくしました」「サービスに保存されている非公開情報は勝手に公開されませんし、個人情報の販売などもありません」「今回の変更によってコンテンツの質が向上することが期待できます」との事で、一見何も問題なさそうに見えます。しかし、実際に自らが所持しているGoogleアカウントでログインをし「ウェブ履歴」を見る事で、この問題の根深さを実感できるか思います。というのも、この「ウェブ履歴」。訪れたサイト・ダウンロードした画像やソフトが秒単位で記録されているのです。これまで「ウェブ履歴」は個人識別情報保護の観点より他のGoogle製品から遮断されておりましたが、今月1日以降は、こうした記録が他のGoogleサービスと共に統一されて記録される形となります。つまり、例えばGoogle検索の他にGmailを利用している場合、「ウェブ履歴」と共にメール内容などもGoogle側に記録として所持されてしまう事になるのです。
なお、プライバシー保護推進企業として知られているEFF(電子フロンティア財団)によると「ウェブ履歴」に関しては「ウェブ履歴をすべて削除する」や「一時停止」などの機能も存在するのですが、Googleが収拾した個人情報についてGoogle内部で利用する事自体を停止させる事はできないそうです。また、何らかの事件に関与したとして司法当局側がGoogle情報を利用するのも防ぐことはできないとか。とはいえ、「ウェブ履歴」を有効のままにしておくと、過去・未来全ての履歴を永遠に保存されてしまいますので、気になる方はすぐにでも停止した方が良いかとは思います。少なくとも停止する事で、カスタマイズ検索の結果などについては阻止できます。 投稿者 企画屋BLOG担当: 2012年03月06日 15:24 トラックバック
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