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セカンドライフに追い風じわり。


セカンドライフといえば団塊向けの第二の人生という国内の造語イメージが強い。海外では「セカンドライフ」というソフトに注目が集まっている。国内でも先行組といえる企業が積極的に導入が進んでいる。
いまTVなどでも話題になるセカンドライフはパソコン上の三次元空間で自身の身代わりともいえるアバターを操作して、3D空間で様々なことが体験できるのが特徴だ。

ログインは無料。ソフトも無料。

ただ少々マシンスペックと、いくらかの英語ができる方が良い。
もちろん日本語版が登場しており、最後の問題の完全解決は近い。

会話こうして人と出会うこと、そして会話がまずはスタートだろう

結論から言えば、セカンドライフという「ネットブラウザ」としてそれも三次元でリッチ体験してもらう切っ掛け作りになるうえ、今旬であるからこそのニュース性も高い。

例え国内ユーザにはセカンドライフはまだ浸透していないと言える現実があるとしても、将来的に3Dでのリッチコンテンツ、リッチ体験、3Dを応用したビジネスが急激に近づいてると言える。
大手企業は急いで取り組み始めているのは、「今できる」「非常に安く」「高いニュース性」「マーケットデータ」が大きいととらえてるからだ。


さて セカンドライフって結局どうなの?方への解説をすると・・・

まずゲームと何が違うかについて解説すると、ゲームではキャラクターを動かしてモンスターを倒しに行くのが3次元表現されるファイナルファンタジーやドラゴンクエスト、最近ではゴルフゲーム「みんなのゴルフ」なんかも3次元空間でゴルフができる。基本的にはそれぞれが専用に作られているのだが、セカンドライフは6つの禁止※以外すべて「自由」となっている。

セカンドライフ内には経済が認められ、リンデンドル(L$)という通貨が発行されている。
現実通貨アメリカドルと換金ができる。同時に為替レートがある。
※この記事執筆時で、おおよそ1US$は270L$程度。

また、世界を決められたルールを用いればクリエイトができる。3D世界に物をつくれるのだが、その物には著作権が認められる。物は動物でも乗り物でも建物でもアバターの洋服でも金券などもある。
もちろん3D空間なので実際に食べることはできないが、それでも食事なども存在する。

これが従来の3Dワールドと大きく違う所だ。
ただアイテムを持つ上限も決められている。
また好き勝手作る事もできないのだが・・・(もちろん色々無料でつくって売る方法もあったりするんだが)

■ セカンドライフ内の自身の立場は所有面積に比例する。

その為セカンドライフ内で土地を持ち、そこで制作したり、自身の所有物を増やすという方法となる。
土地はセカンドライフ運営会社から買うか借りる、またはすでに購入した人からの転売も貸し出しも可能だ。
3LDK一戸建て付きの販売もある。
先行したセカンドライフ不動産投資で世界には実際には10億円以上稼いだという主婦もいる。
セカンドライフ内に100名を実際に雇い入れ、社会を開発しているといえる。

■ 世界中の行き来が自由。夢のテレポートと空を飛ぶ

現実に近い3D空間でありつつ、夢が多い。ネットのようにブックマークやURLのようなもので世界中自由に行き来できる。友達がいる街にも一瞬で行ける。
さらに空も飛ぶこともできる。


■ お金が無くても楽しめる

最初に書いたとおり 無料でもセカンドライフは楽しめる。
実際にちょっと身だしなみ程度な服装や アイテムなんかは、探すと「無料」で配られていたりする。
またcampと言われる行為があり、土地の所有者がアルバイトを募集しており、それを実演するといくらかのL$を手に入れることもできる
たとえば 「この土地を30分間警備してくれたら 20L$」とか。

警備服まで貸してくれて30分ぷらぷら歩いてるだけで貰えたりする。

土地、島(SIMという)の所有者は自信の島を盛り上げるべく投資をしているのだが、
盛りあがるとGoogleのSEOのように「人が多い島」として注目を集め、セカンドライフ内の人が集まりやすくなるのが大きな特徴だ。

立派な島 立派な島を発見。この構造物全て自身でつくることができる。 ここには人がいなかったが・・・

■ 本当にリッチな体験になる?

3次元で現れた世界。お世辞にも美しい世界とまではいかないが、世界中の人と出会い、様々な物を手に取ることができ、実際に購入できるサイトまで案内してくれたりもする。
実際に商品体験もできるし、リアルコミュニケーション(チャット)によりコンタクトもできる。
セカンドライフとインターネットエクスプローラーなどのブラウザを併用して楽しむことができる。
ネットで見つけて面白そうな場所に移動することもできるし、商品の解説がセカンドライフ内にあり、
3D世界で体験するというテストも行われている。

このように通常のインターネットと行き来ができるというのも魅力である。

セカンドライフのアルバイト

俗に言うキャンプ。
円盤の上で20分踊ると2L$もらえるそうだ。

■ 最大の問題。セカンドライフはまだまだユーザ数が少ない。

データ:『セカンドライフは空っぽの洞窟』? 未成熟なメタバース(仮想空間)に熱狂する企業vs冷静な消費者

実際に一日ログイン数は30~40万人。会員数は800万人いるといわれてるがまだまだ同時アクセスが少ないのが現状だ。これにはいくらかの時間が必要という見方もあるが、実はSonyがPlayStation3向けに開発しているHomeなど強力な新サービスが登場する予定となっている。
こうした「メタバース」といわれる世界が今後増えてくるのは間違いない。

当たり前になる前にいち早く。これが企業先行の理由だろう。


セカンドライフ6つの禁止事項
Intolerance - 人種や宗教、性別などへの差別行為
Harassment - 脅迫やセクシャルハラスメントなどの行為
Assault - 非戦闘エリアでの、相手に同意を得ないまま行う攻撃行為
Disclosure - 公開されていない個人情報の暴露行為
Indecency - アダルト表現が制限されているエリアでの破廉恥な行動
Disturbing the Peace - スパムの送信、イベントの妨害などの迷惑行為

セカンドライフ: http://jp.secondlife.com/



投稿者 企画屋BLOG担当: 2007年09月10日 14:50


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