後で名刺を見て思い出せなかった経験はないでしょうか?株式会社アイシェアが2009年5月14日に発表した調査によると、後から名刺を見て8割以上思い出せる人は37.7%のみ。半分も思い出せないという人も2割ほどいました。
■ビジネスパーソン名刺管理方法の実態
気がつくと増えている名刺。どんな方法で管理している人が多いのでしょうか?最も多かったのは「名刺ファイル・名刺ホルダー」で、6割半の人が利用していました。次に「名刺整理箱」が続き、「名刺管理ソフト」、「名刺管理ソフト以外のソフト」、「オンラインサービス」で名刺管理をしている人は少数。ネットユーザーを対象にアンケートを実施した割にはアナログな管理方法が多いようです。
■理想は電子化?名刺管理ソフトが人気
では、理想はというと、こちらでも「名刺ファイル・名刺ホルダー」が1位。しかし、10.9ポイント差で「名刺管理ソフト」が2位につけています。「オンラインサービス」、「名刺管理ソフト以外のソフト」を理想とする回答もそれぞれ実際の利用者よりも数パーセント多く、手作業による名刺整理を電子化したい!と思っている人も少なくなさそうです。
■名刺をくれた人についてメモをする6割
名刺をくれた相手についてメモを取るのは「必ずする」、「することもある」を合わせた59.0%。その内容は「話した内容」、「会った場所」がそれぞれ半数以上を占めています(複数回答)。その他の回答では「日付」、「携帯電話の番号」、「仕事内容」、「相手の生年月日」、「相手の会社に関する特記事項」などがあり、メモを取る理由は忘れないため以外にTODO的役割、相手にアプローチするための材料などもあるのではと予想できます。
■忘れない人の名刺管理術
前出のとおり、後から名刺を見て8割以上を思い出せるのは全体の37.7%。この4割はどんな方法で名刺を管理しているのかを見てみましょう。最も多かったのは他と同じく「名刺ファイル・名刺ホルダー」ですが、「名刺管理ソフト」の利用率が『7割~半分以下』しか思い出せない人たちに比べると若干高めです。また、メモを取る率が70%と、全体値よりも高い数値になっています。メモ率は「7割~6割思い出せる(62.0%)」、「半分しか思い出せない(50.0%)」、「半分も思い出せない(42.9%)」と記憶率に比例。『メモを取る人の方が記憶に定着しやすい』。当たり前のことのようですが、こうしてしっかり数字に表れるのが調査の面白いところでしょうか。
ビジネスパーソンにとって財産といわれる人脈。その足がかりになる名刺のベストな管理方法を見つけることは、予想以上に大事な作業なのかもしれません。
【株式会社アイシェアリサーチ一覧】
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投稿者 企画屋BLOG担当: 2009年06月10日 18:00
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