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飛躍する3D映像技術■大躍進する3D映像技術 アカデミー賞も獲得したハリウッド映画「アバター」で、3D映像技術を多くの方が体感したのではないかと思われます。大迫力の画面から、まるで実際にいるかのごとく飛び出すキャラクターに心躍らせた方も数多くいらっしゃったのではないでしょうか?そんな興奮冷めやらぬ中、3Dの映像を家庭でもという事で、各家電メーカーより3Dテレビが発売されるそうです。何でも、3D映像技術は以前からハリウッドで行われていたらしいのですが、その一環で家庭用テレビにも実用できないかと水面下で開発が進められていたとか。3Dテレビ元年とも評される今年。今回は3Dの可能性を探っていきたいと思います。
3D映像のように飛び出しはしないものの、アニメーションやゲームの画像なども近年3D化が著しく進み、そのクォリティは格段にアップしました。ドット絵やセル画などは、3Dに比べ人件費と時間がかかってしまうのも大きな原因の一つでしょう。しかしながら、3D映像をたくさん作りたい側からしてみれば、これはまたとない好機かもしれません。現在は映画が主流の3D映像技術をゲーム・インターネット・携帯電話などで上手く活用できれば、注目される事はまず間違いないと思われます。
上記の事由により、需要と供給が望める魅力的なジャンルである事は確かなのですが、この業界に参入するには問題が山積している事も、また事実なようです。というのも、3D映画の観点から言えば、上映技術は日本国内だけでも大きく分けて「XpanD」「RealD」「Dolby3D」「IMAX3D(デジタル)」という4種類が存在します。それぞれに、色・画質などで長所・短所があり一概にどれが良いとは言い切れない点や、それぞれの専用のメガネをかけなければいけない点など、様々な改善点が潜んでいるように思えます。また、3Dテレビではメガネ無しで楽しめる物も開発されているようですが、この方式を採用すると解像度がかなり落ちてしまうといった新たな問題点も浮上しております。
こういった事から、一般的なレベルへ普及するまでには非常に時間がかかると言わざるを得ません。しかしながら発想を逆転させると、これらの問題さえ克服すれば、その分の見返りは大きいでしょう。どのような業界でもパイオニアたる企業は、多くのリスクを抱えつつ開発に取り組み成功してきました。現在の3D映像技術に関わる業務は大企業が直接行っているものもあれば、子会社やベンチャー会社で行ってるものもあるかと思います。こういった企業にしてみれば、今はまたとないチャンスでしょう。開発に携わる全ての企業に敬意を表しつつ、今回のコラムを締めくくらせていただきます。 投稿者 企画屋BLOG担当: 2010年04月09日 12:31 トラックバック
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