→KIKAKUYA HOME

http://www.kikakuya.net/MediaK

ビジネスのサプライズがいっぱい!|mediaK 企画屋情報発信サイト|mediaK

トップページ
企画屋ジャーナル
サイバーセキュリティー入門
メールサーバ管理でお困りの方
今月のTipsバックナンバー


ワンクリック詐欺にご注意を

メールのあれこれ

メールが送信できない?Port25ブロックに対応したメールソフト設定方法

個人情報保護法に適応!SSLで、安心のサイト作り

SubmissionPort対応!OutboundPort25Blockingに対応!

迷惑メール送信対策の
プロバイダに対応!


消費税総額表示について
企画屋「企画ネタblog」企画の種を無料配布
Top > 今月のTipsバックナンバー > 2010/05
今月のTipsバックナンバー
= 2010年05月号 = 一覧へ戻る

iPad(アイパッド)のブームに潜む、電子書籍問題


■iPad(アイパッド)満を持しての登場

インターネットや携帯コンテンツの爆発的な普及により、ここ10年で電子書籍もかなり一般化し始めたように感じます。そんな中、Apple社によって開発された「iPad(アイパッド)」の登場によって日本の出版業界が大きく揺れているようです。Apple社の本社があるアメリカでは、昨年より電子書籍端末の流行が始まっていたところに満を持して「iPad(アイパッド)」が発売されたおかげで、空前の大ブームを巻き起こしているとか。では具体的に「iPad(アイパッド)」で、どのような事が出来るのかをまず探ってみたいと思います。


■iPad(アイパッド)の機能

「iPad(アイパッド)」では、それまでApple社で出してきた携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」・高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」で保存されている音楽・映画・ゲームのコンテンツなども利用できる他、縦189.7mm・横242.8mmの大型電子書籍をオンライン書店「iブック・ストア」よりダウンロードが可能だそうです。この大きさは読書に適しているとされるサイズとされており、それまでの電子書籍に比べ目の負担が軽減される上、紙媒体の本を読んでいるのと同じ感覚を味わえるとの事。また、何といっても「iPad(アイパッド)」があれば本棚など余計な場所を取らずにすむ点も魅力的ですね。これらの機能は、未だ紙媒体が主力の日本の出版業界を震撼させたと言っても過言ではないでしょう。


■電子書籍普及により起こる権利問題

というのも、これまで日本では紙媒体の書籍に関する法整備を中心に考えてきた為、電子書籍分野の法律が完全に整いきっていないというのが現状のようです。実際、電子書籍が流通した場合、電子書籍出版社が直接著作者から出版権を購入し販売する形が現時点では一般的な様子。オンライン書店最大手のAmazonや検索サイトのGoogleの2社は、ここを付け入る隙として、これまで紙媒体で存在するメディアの電子書籍化を大規模に進めているのだとか。もし、この状態で電子書籍が大量に流通すれば、出版社から書店へ卸す時に生じるマージンが無くなるなどにより業界全体が大ダメージを被る事になるでしょう。これは、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」が普及した際、直接打撃を受けた音楽業界の二の舞にもなりかねません。


■今後の対応が問われる出版社

しかしながら、電子書籍によって生じる流通チャネルの拡大は、出版物を保持している方々にとって本来大きなビジネスチャンスにつながっているはずです。この危機的な状況を回避すべく、国内の大手出版社が手を組み2010年2月に日本電子書籍出版社協会を発足させたのは画期的な事でした。「iPad(アイパッド)」の日本発売が近付く中、一分一秒でも早く環境整備を整え業界全体が活性化されるのを切に望んでおります。



投稿者 企画屋BLOG担当: 2010年05月07日 13:53


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:





Copyright(c) KIKAKUYA Inc. All rights reserved.

企画屋編集部 Media K