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IT用語の落とし穴■IT用語の読み方って? IT業界に長くいると忘れがちになってしまいますが、この業界における専門用語は知らない人にとって非常に分かりにくい物かもしれません。実際、IT業界に入社したばかりの人間が社内での会話についていけず四苦八苦しているのを何度も目にしてきました。今回は、そんなIT用語についての小話を取り上げてみたいと思います。
例えば、デフォルトという単語。IT系の社内では、よく初期状態だとか基本仕様のような意味合いで使われる事が多い単語です。しかしながら一般社会において、上記の意味合いですんなり通用する事は少ないでしょう。もしかしたら、全く聞き覚えの無い方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかも、経理用語だと債務不履行という全く別の意味になってしまいますので、ヘタをすると会話がかみ合わない自体に陥りそうです。
その他、同じような物なのにサーバー種別で読み方が違うものなども存在します。ディレクトリとフォルダが、その最たる例です。どちらも、ハードディスクなどのファイルを分類・整理する為の保管場所の事を指しますが、Linux・Unixサーバーの説明をする時はディレクトリとなり、Windowsサーバーで説明する時にはフォルダとなってしまうのです。慣れていない方が混乱するのは、無理もない話かと思います。
極めつけは、読み方が複数存在する単語があるという事実でしょう。C言語のキーワード「char」あたりが有名かもしれません。少なくとも「チャー」「ケア」「カー」の3通りはあるとされており、いずれを使っても問題ありません。「キャラ」と読んでいる人もおりましたので、他に違った読み方をされてる人がいてもおかしくはありません。
上記の問題は、IT用語のほとんどが英語な事に起因してるように感じます。それに加え、日本語に適応しようにも取りきめる前に技術レベルが進化してしまい、結果せっかく取りきめた単語が死語になってしまう事態に陥りがちな事も要因の一つでしょう。こういった点から、技術側もIT用語をそのまま通常会話に盛り込み、相手側も分かってるという前提で話を進めてしまう事がままあるかと思われます。それにより、技術提供側とクライアント間での認識の相違がトラブルを生む原因にもなりかねません。従いまして、もしIT用語で不明な単語がある場合、特に商談が絡む際には、そのまま聞き流したりせずに分からない部分をしっかりと確認する事をお勧めします。 投稿者 企画屋BLOG担当: 2010年08月03日 14:20 トラックバック
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