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ITSSの有効性■ITを学ぶのに有効なもの 中高年の方々には、ITと聞くだけでさじを投げる方が割と多くいらっしゃるとか。情報化社会と言われる昨今、仕事的にも生活していく上でもPC絡みの知識は必要となる事が多いのは確かですので、そういった拒否反応は非常にもったいないように感じます。とはいえ、どのように学ぶかがイマイチ掴みづらいのも原因の1つかもしれません。今回は、そのとっかかりとなれそうな試験を紹介していきたいと思います。
その際に注目していただきたいのが、ITSS(IT Skill Standard)です。日本語に訳すと「ITスキル標準」という意味になりますが、これは経済産業省によって定められたスキルレベルが体系化されている物となります。ちなみにレベルは1~7まで存在し、レベル1は必要最低限のIT知識・最高値のレベル7に至っては世界的にも通用するプロフェッショナルな知識に値します。なお、このレベルは上述の通り経済産業省で定められておりますので同所管の独立行政法人であるIPA(情報処理推進機構)で行われている国家試験などにも適応されております。つまり、段階を経て各試験をパスしていく事で間違いなく自らのスキルアップに繋がるという訳です。
さて、IPAで行われている試験には沢山の種類がありますが基礎中の基礎からという事であれば「ITパスポート試験」を受けるのが最適かと思われます。試験自体は毎年4月・10月の年2回行われており受験料は5,100円かかりますが、ITSSのレベル1に該当する試験であり、必要最低限の能力レベルに到達しているかどうかを試す事ができますので受けておいて損は無いでしょう。またそれを裏付けるかのように、金融庁・海上自衛隊幹部候補生学校・佐賀県や和歌山県の一部の地域の地方自治体でも受験を推奨していたり、大手通信企業でも受験料を会社負担にするなどで支援が行われている他、複数の大学で授業カリキュラムへの取り入れ・受験の際の入試優遇制度が適応されるなど、かなり重要視されている試験だったりもするのです。
では、ITSSレベルを把握しておく事で具体的にどういったメリットがあるのでしょうか?まず個人での場合、自信の得意分野と苦手分野を明確にしておく事で今後の課題が見えてくると同時に、将来的に就業したい職種の指針へと繋がるかと思われます。就職や転職が関係無い方でも、今の自分に必要なスキルをどれだけ身につけているかという1つの目安にはなる事は間違いありません。企業側から見た場合、このレベルを活用しつつ定期的に社員のスキルチェックを行う事で人材育成の達成度・社員のレベルに応じた報酬の目安などに活用できそうですので取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。 投稿者 企画屋BLOG担当: 2010年12月02日 11:44 トラックバック
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