■エコ活動って本当に企業の宣伝に効果的なの?
自社サイトに『企業の社会的責任(CSR)』として、環境問題への取組みなどを記載してある企業が増えました。「グリーン購入」、「省エネ」、「CO2削減」、「簡易包装」、「リサイクル」など、様々な活動があります。こういったエコ活動は企業の宣伝にもなるといわれていますが、実際、消費者はどのように見ているのでしょうか?
■消費者は『エコ企業』が好き!
株式会社アイシェアが2009年3月24日に発表したエコと企業イメージに関する意識調査
では、エコ活動をしている企業は「とても好感が持てる」との回答が36.0%。「少し好感が持てる(57.7%)」と合わせると、9割以上がエコ企業に対してプラスのイメージを持っているとの結果が出ていました。好感が持てるエコ活動は「廃棄物の削減(68.1%)」が1位ですが、「リサイクルのための回収をしている」、「リサイクル素材の使用」、「CO2の削減」、「資源の節約」など多くの項目が6割以上の回答を集めました。何か特定の活動を支持しているというよりは、エコ活動を行っているという姿勢が評価されている様子がうかがえます。
■事業内容とマッチしたエコ活動を
風力、太陽光などの自然エネルギーまたは、再生可能エネルギーによって発電された電気や、これを選んで購入するしくみを「グリーン電力」といいますが、企業でグリーン電力を利用しているのはIT関係、ライブハウス、工場、サービス業など、電気を多く使用する企業が多いようです。エコ活動はどれをとっても環境に大事なことですが、企業として行うのなら事業内容にマッチした活動を選ぶとなじみやすいかと思います。株式会社アイシェアのグリーン電力に関する意識調査を見ても、企業にグリーン電力を利用して欲しいと思うのは全体の86.9%。エコバッグを持っている人では9割以上が企業にグリーン電力の利用を求めています。これから個人でのエコ活動が広まるにつれ、企業の環境問題の取組みに対する関心も、ますます高まってくるのではと予想できます。
■エコ企業の商品、買っちゃおうかな?
エコ活動が大事なことも、エコ企業が好感を持たれることもわかるけれど、宣伝効果はどうなのでしょうか?前出のエコと企業イメージに関する意識調査では商品やサービスを購入するときに企業がエコに取り組んでいるかが選定理由に「影響する」と答えたのは12.3%。少ないように思えますが、「少し影響する(57.4%)」を合わせると7割近くの人が影響を受けるとの結果になっています。どうやら同じような商品やサービスを比較するときは、エコ企業が有利なのは本当のようです。まだ環境への取組みをされていないのなら、一度検討してみてはいかがでしょうか?
投稿者 企画屋BLOG担当: 2009年04月10日 17:00
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