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ストレージの重要性■容量不足の深刻化 90年代より爆発的にパソコンが普及した事で、ソフトウェア・ハードウェア共に著しい成長を遂げてきた訳ですが、その反面、パソコン周りの容量不足といった問題も深刻化しました。会社や自宅を問わず、メモリが足りない・容量が足りないなどといったトラブルに陥った方、かなり多くいらっしゃるのではないでしょうか?こういった問題を解決するべく、IT業界における「ストレージ」が重要視されるようになった訳ですが、ストレージといっても実に様々な種類の物が存在します。
では、そもそもストレージとは何なのか?と、申しますと、貯蔵・保管を意味します。つまり、パソコンデータを保管する貯蔵庫のようなものです。これらは、大きく分けると2種類あります。1つは私達になじみ深い、SDカードやUSBメモリのような、家庭用ストレージです。記憶媒体と呼ばれる、ほとんどの物がここにあたります。もう1つはというと、ずばり企業向けのストレージです。その中でも、現在主流なのが「ディスクストレージ・システム」と呼ばれる、サーバ機へ外付けの形で接続する記憶装置となります。
ストレージで、まず思いつくのがハードディスクドライブ(HDD)かと思われます。その中でも、ディスクストレージ・システムとは複数のディスクによって構成されている記憶媒体です。これにより、大容量のディスク環境を低コストで生み出す事が可能となりました。このシステムのディスクを一つにまとめてデータを保管する事もできますが、ディスクに障害が発生した時にデータを一気に失ったり、システムが停止してしまう恐れがあります。それを回避するべく開発されたのが、「RAID(Redundant Array of Inexpensive Disk Drive)」と呼ばれるもので、複数のディスクドライブでディスクグループを構成し、さらにそれを分割して使用するというものです。
RAIDには、複数の「RAIDレベル」があり、そのレベルによって実効容量・信頼性・スピードが、かなり変わってきます。レベルが上がるに従い、機能面がアップするのは勿論なのですが、その分、システムの構成変更などの作業の複雑化や、コストの問題が生じますので、どのくらいのレベルが必要なのかを見極めなければなりません。適切なストレージを駆使し、職場環境を整え、無駄を回避する事は、長い目で見た時の企業利益につながるといっても過言ではないでしょう。 投稿者 企画屋BLOG担当: 2010年01月08日 15:20 トラックバック
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